細菌が粘膜に侵入しますと(細菌感染)、炎症反応が起きます

炎症反応は、血液中の白血球の中に含まれる顆粒球(好中球)や、単球(樹状細胞、マクロファージ)から分泌される“炎症性サイトカイン”同じく白血球中に含まれる顆粒球(好塩基球)、肥満細胞などが分泌する“ヒスタミン”同じく白血球中に含まれる単球(マクロファージ)から分泌する“TNF-α”などのケミカルメディエーター細菌を殺すのと同時に組織も破壊していきます。

歯周病の進行も、歯周病菌の増加、繁殖によって、炎症反応が起こされ、細菌自体の毒素と同時に歯周組織が“戦場”となり、歯ぐきが腫れたり、膿が出たり、骨が溶かされたりして、起きるのです。

そして、ケミカルメディエーターも、細菌とともに、全身を巡り、糖尿病などの全身疾患を誘発させるのです。

なお、好中球の活性酸素の増幅も、細胞・組織破壊を進行させます。

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